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バラク・オバマ氏の教育政策「教育は成功の必要条件である」
2009年04月02日更新
アメリカ合衆国第44代大統領に就任したバラク・オバマ氏は教育システム改革の実現に向けた政策を行っています。このシリーズでは、オバマ氏の推し進める教育政策をご紹介していきます。
オバマ氏の掲げる教育政策は、対照となる年代が幅広く、その年齢層から次の4つに分類されます。
- 乳幼児期教育(0-5歳)
- K-12教育(幼稚園から18歳)
- 教員定着率
- 高等教育(大学/大学院)
今回は、(1)の乳幼児期教育の提案を見ていきます。
I. Zero to Five Plan (0歳から5歳計画)早期教育への挑戦「Zero to Five Plan」:"教育政策"の鍵となるプランで、対象は0歳から5歳の乳幼児です。特に乳児養護(infant care)を重視しています。
アメリカ教育大学連盟(AACTE)は、保育園と「Head Start program」(低所得者層の家庭の幼児(3 歳~5 歳)のためのプログラム)を対象に、教員賃金、学歴、研修について調査しました。その結果、幼小中高教員のそれと比較すると、そのレベルが低かったことが明らかになりました。 オバマ大統領は、これを踏まえ、今後は国家予算を州に分配し、幼児教育の改善を検討しています。最終的な目標は、「全ての子供を保育園に行かせる」ことです。
II. Head start とEarly head startの拡大「ヘッドスタートプログラム(Head Start program)」:低所得者層の家庭の幼児(3 歳~5 歳)の健康な発育、発達、学習などの支援を目的に1964 年に設立されたプログラムで、現在までに、約2000万人の子供がそのサービスを享受しています。1995年には、3歳未満の子供のための「アーリーヘッドスタートプログラム(Early Head Start program)」が開始されました。
オバマ大統領の基本政策は、プログラムのための基金を増加すること、そしてその品質を向上させることです。
2008年に行われたスピーチで、オバマ大統領は、"幼児教育に100億ドルを投資し、このサービスの提供規模を4倍にすると発表しました。
今、幼児教育に1ドル費やすと、後にかかるであろう医療費、犯罪・社会保障等にかかる費用を10ドル節約することが可能になるそうです。
オバマ大統領の最終的な計画目標は、"廉価で、質の高い保育所を提供し、勤労世帯にかかる保育費用を軽減"することに他なりません。
2009年3月10日、アメリカ合衆国大統領に就任したオバマ氏は、その就任初のスピーチでこのように話しています。
"今後、アメリカの教育システムを改善し、「cradle to career = 揺り籠から就業まで」という幅広い総合計画を促進したい。"
リンク:
アメリカ合衆国第44代大統領バラク・オバマ 公式Webサイト
http://www.barackobama.com
