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高等学校「外国語科」の改訂と小中高の連携
2009年04月04日更新
高等学校学習指導要領の改訂が、2009年3月に公示されました。この中で「外国語科」の科目構成が大幅に変更されました。コミュニケーション英語Iが共通必修科目になりました。さらにコミュニケーション英語基礎、コミュニケーション英語II、コミュニケーション英語IIIが中心的な科目になり、「コミュニケーション」という名称が多く使用されていることが、今回の改定の姿勢を象徴しています。
また、教科目標の表現文末も、現行の「情報や相手の意向などを理解したり自分の考えなどを表現したりする実践的コミュニケーション能力を養う」から、「情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりするコミュニケーション能力を養う」というように変化しました。この表現の変更により、目指すコミュニケーション能力の姿がより明確になったように思います。
さらに、各科目の共通する内容として、「生徒が英語に触れる機会を充実するとともに、授業を実際のコミュニケーションの場面とするため、授業は英語で行うことを基本とする」と明示されたことも改訂の方向性に沿ったものといえましょう。
小学校外国語活動がコミュニケーション力の素地作りとして必修化になり、高等学校の英語教育においてコミュニケーション能力重視が明確になろうとしている中では、高等学校への受験などの課題は残っているとはいえ、中学校の英語教育もコミュニケーション力の育成がテーマにならざるを得ない状況です。
小中高の指導要領を考察すると、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成、言語や文化に対する理解の深化は一貫した目標になっています。その上で、コミュニケーション能力については、小学校:素地 → 中学校:基礎 → 高等学校:活用 という発展が見えてきます。小中高が一貫した英語教育のプロセスの中で、それぞれの役割を理解して教育実践することが重要だと改めて感じるものです。
リンク: 文部科学省の高等学校指導要領
小中高の英語教育の目標
